車内サウナ!
8月も7日。敢えて車のエアコンをかけない時間を作っては走った。車内サウナ!後に公園で水浴び。
ジュースを控えて糖分とカフェイン少なめに過ごすのは熱帯夜を安眠するためと言い聞かす。
途中で、ブラックの缶コーヒーを飲んだ。珍しく一気に飲んで、気つけとした。
梅雨でダークだった街はギラギラの夏日で終始眩しい。
もう晴れの日がないんじゃないのと思うぐらい、雨続きがなかった様に記憶から思い出せない。
川の水位だけが目印みたいに今は穏やかな天竜川だ。
氷を買って水筒に入れるも速攻で水がなくなって、水道水を足して飲んだ。
俺は、汗はかかない方。汗が出るこの時期は嬉しい。
工場勤務では起きえない日焼けが嬉しい。
工場ではうっすらとFMラジオがずっと流れていた。ほとんど聞こえない音量。
当時のプッシュトラックが流れる時間。俺は二階の倉庫へ荷物をとりに行った。
そこでは勤務場所より、より、ラジオが聴こえる。荷物を運んで再びエレベーターに乗るまでの時間。
プッシュトラックを聴き、その一瞬を楽しんだものだ。
俺は毛抜け帽子を深く被り、マスク、白衣それに、エプロンをしてまるで夏から遠く隔離されたみたいに思っていたが、今はきっかけさえあれば鮮明に思い出される。
1番初めの丁寧語がいいとか、定番、楽園ベイベーなんかがかかると、俺は夏なのに、こんな有様だぜ。ベイベーとボヤきつつも、乗せられ、音の波に飲まれて、遊んだものだ。
部屋は暑い。床が、このアパートの鉄骨がまず熱もつ構造。冷えるのは、夜明け前だ。
歩き回るゴキブリも相手にする気も起きません。
こんな時に熱持つ洋服ダンスに押し込んだ洋服の山を見るとゲンナリする。
ここは気合を入れて捨てようかと想う。がどうかな。
とりあえず晴れ日が続きそうで、やる気が出てきた。
夏にかける。俺は知っている。夏にかけなければ、夏にかけたやつに負けることをな。
夏にかける。そんなのカッコ悪いと想うのは、まだまだあまちゃんよ。
そのうちあっという間に、秋になり冬が来てしまう。
じゃあ俺は何をしようかさっき考えてた。
この有り余る時間でありながら、過ぎ去っていく時をさて、、どうするか。
うーむ。やっぱり読書かな。最近、がっつりと、漫画読んでないし。
できればエアコンの効いたおしゃれなところで、アイスコーヒーか甘いものでもいただきながら、
疲れたら、いい感じの店員さんでも眺めて、入れ替る客もチェックしつつ、
飽きるまで日々をだらだらと過ごそう。
そんな甘い話。金がまじでなくて叶いません。
頼む一回だけ。
一回だけでいいから、お願い。誰にも内緒で。秘密にすればバレやしねえよ、そこをなんとか頼む。
的に、どこかで喫煙可の場所でこのささやかな願い事を実現しよう。
SNSをやめてから、(中止中)出会いの確率がこれまたグンとアップしたんじゃねえか!?俺!yo!
とぞくぞく感じる。これは怪しい直感だ。
今、俺のアンテナは鋭いよ。常に、脱水するほど渇いているからな。
しかも街を日々徘徊中の身。
木のゴミクズでさえ、価値を見出し、拾う野郎だぜ。
そのうちだと想う。金塊じみてアガペーな価値を、あの普通の街できっと拾うぜ。
その時は近いと想う。
神聖なる神よ。みんながあなたを愛してる。
どうかこの街に、氷水のような祝福を!
アーメン。イケメン。僕、ご機嫌!V