趣味のパイプで想うこと。

パイプ煙草を密かに楽しみ、想いを書きしたためます。読んでください。

冷蔵庫1

フロンガスの古い冷蔵庫からアルミニウムのカードサイズプレートが思わぬところから出てきた。

カッコイイ。鉱物だ。元素記号はAI。地球の成分。冷蔵庫ほとんどが鉱物。冷蔵庫も地球の一部からできているのだ。当たり前なのに今更。感慨深い。知らない事ばかり、冷やしているだけの家にいつもある箱。

気になることは、その中の食品だけでした。どうして冷蔵庫は冷すことができるのか?これから、調べてみたいと俺なりに調べて納得してみたいと想う。

 

いろんなものが出てくる。フロンガスの冷蔵庫は古いタイプ。外に転がってた。ずっと放置されてた化石みたいなものも多い。コンディンサーのカバーを開けたら、どんぐりがいっぱい出てきた。きっと、リスが隠して置いておいてんだ。中身は全部齧って食べてあったよ。ここできっと眠ってた。リスの住処、冬眠していたかもしれないね。微笑ましい発見は、俺のものだ。

鉱物的な無機質の中に、植物が混じるとヨーガを感じる。それは、人工的な鉄箱なのに、朽ちて錆びて、いつか、粉々になり、土になる年月を想う。これまた、放置されたフロンの冷蔵庫、コンデンサーのカバーの裏に、紫玉ねぎのような(きっと紫玉ねぎに違いない。)艶々な生きている小さな球根。嬉しいね。育ってました。冷蔵庫に積もった土に苔が生えて植物が目を出していた。綺麗なライトグリーン。あの3kな工場に小さな小さな灯火でした。俺がミクロな小人だったら、オアシスだぜ。ここはってぐらいの緑だぜ。

ささやかな発見。宝探し。生活感。鉱物と植物。地球の成分。放置された冷蔵庫が日光浴。月光浴。

雨風に吹かれ、やがて朽ちていく、鉄もゴムも。どうもなにもかも。年月。生と死。破壊と創造。