太陽の家を観た。
長渕剛が映画に出るってよって、そりゃあ観に行くに決まってるじゃん。初日、レイトショーに滑り込み。行ってきました映画館。
最高すぎて、余韻が二日酔い、いや二日目の筋肉痛のように効いてきて
痺れて思わず溢れるほほ笑み。
観たら絶対温まる。映画館へGO。今がチャンスです。もう一度観たいほど。
ネタバレしないようにレビューしたい。
優しい男の信吾、大工の棟梁。妻の沙希に惚れるよ絶対。柑奈は可愛いし、高史は最高の奴。
龍生も優しい子で、芽衣は病んでいるが美人。
(棟梁はめちゃくちゃいい家に住んでいる。)
棟梁の家と、芽衣の家は対象的だ。映像が美しく。時に哀しい。
そこも楽しめる。食事のシーンが印象的だったのは俺が調理師で腹ペコだったからだ。
センスがキラキラしてるぜ。
映研は必見。見てなきゃ潜りの部類だぜ。
棟梁の家と、芽衣の家のご飯。生き方。苦楽。可能性と不可能。自由と束縛。
頭としての、生き方を見つけられる。あんな素敵なお家で、ご飯におかず、お風呂がまるで露天風呂みたいで、上機嫌鼻歌。木の匂い。おが屑。職人気質。慕われる身の上。鶏もいて、朝には、卵を拾う。緑色お庭に友達たくさん集まって、きっと、夜には星が綺麗なんだ。畳の部屋で、布団で眠る。
伝えたいことが未だ言葉にできない余韻の最中。
一つ屋根の下。
俺も40手前の、独り身賃貸アパート一人暮らし。
中年男子。もちろん目指すは愛しい君と、太陽の家。
温かく、優しくて、強くありたいと想う。
半端な事するなよって、ママ。わかってるって。俺も大人だぜ。ちゃんとする。
あの映画館。あの瞬間。俺はまるであの家のもう一人の子供みたいだ。
俺もさ、いつか、太陽、棟梁、頭。
見るなら今しかねえ。見るなら今しかねえ。
映画館でっかいスクリーン。ぜひ。