ロスジェネに想う1
ロストジェネレーション世代と呼ぶらしい。ドンピシャ世代40歳目前の俺です。
俺のロスジェネ世代の友人には、今いくつかのパターンがある。
つまり学生時代から社会生活が突然とはじまった後の話だ。
ずっと仕事を続けている人たち。収入も安定し、貯蓄もあり、結婚等を経て子育て中だ。
つまり、選んだ仕事とまあまあ相性が良かったタイプと言える。
仕事をコロコロ変えて続けているタイプは俺。収入も不安定で、貯蓄はゼロ以下。独身。
未だフリーター派遣社員。派遣社員が一気に咲いたあの時期に派遣ドンピシャ消費者金融ギャンブル依存症よくあるタイプ。
企業をした者たち。何かしらの反対賛成を押し切り、企業社長の自由業。
ニート。引きこもり。まあ働かない時期が長い人の事だろう。あんまり心配していない。
ロスジェネを20年間、闇な社会で急に大人として多様にそれも忙しく生きてきた。
我々は競争意識はもはや幻想であることに気がついている。
なぜならば状況はいつだって変わり得るからだ。たかが仕事。趣味もあるし、事情もあるでしょう。
ゴールの選択は無数に存在し、収入やポジションでは、人の価値は決まらないからだ。
明日、ずっと仕事をしていた人がニートになったり、企業したり、失敗したりする。
ある日多額の借金を背負うかもしれない。悠々と引きこもり10年部屋から出なくなるかもしれない。それでも変わらない、友人であろう。
夢をそうそうに語らない年代。ゴールは内緒にしているマナーも持ち合わせているロスジェネ世代。
昔、ビンボーズのボーカルが、中央線の荻窪あたりで正直者よ馬鹿を見ろよと歌った事を時々思い出す。多分即興で歌ってた。客はいなかった。事情は忘れたが、哀しいね。ブルースだぜなんてちょっと思ったね。それでもずる賢く生きちゃいけない。正々堂々立ってた。ブーメンって言葉を耳にする。聞いたことのない表現だったが意味が最近理解できた。レゲエのシンガーがせめて正直に生きると歌ってた。染みるぜ。
ロスジェネは多様な生き方を共有しているために、頭が良い世代だと本気で想う。ガムシャラに仕事しないし、資源を貪る気もなく、競争意識は低い。低燃費。何気に行き先を決めながらチャンスを伺う野生も失っていない世代。信じ易く騙されやすい実に優しい温厚な人々さ。無駄な優越感や勘違いを除いて行けば、楽園は近いとさえ想う。鋭くあって、見極めていくんだよ。選んでいくんだよ。ヤーマン。
ロスジェネの俺はこれからも、臆す事なく嘘をつかずに正直に生きよう。
ヤーマン今日はそう想った。