初日の出前に想う。
現住所から北の方面へ向かうと手に入るみかんや漬物を年末に手にいれて食べている。
今年のみかんは甘いし、手作りのらっきょう漬けやたくあんは美味であった。大根などは大量に生産している特産物ようで、やはり干して保存するのが定石らしい。水分の多い白い根。冷えたからっ風に干せば旨味も増すようだ。切り干し大根などは名産品だ。あんなにも巨大な大根は一本100円足らずだが干して加工など施せば値が上がる。一手間かければなんとかたくあんをポリポリとらっきょうをカリカリと咀嚼しながら旨味を堪能し想う。丸ごと手に入れた白菜持て余している。漬物の類いが向いているのか。鍋といっても、一人ではどうもおもしろくなくスープになっていくと想うのだ。乾燥させて保存。今日あたりから冷え込みが厳しく、部屋にいるのに足先が痛い。近いうちに一晩山に宿泊するが大丈夫なんだろうか。
冷蔵庫のない生活は個人的には可能だ。そんな風にシフトしたい。ずっと前に、停電した街をスーパーカブで走って出前寿司。真っ黒な夜に興奮した。ドキドキしたよ。ろうそくの灯りで共有した空間、知らない人たちと知っている人たちはなんだか本音を打ち明けらそうだった。
電力が止まって仕舞えばいいのになんて、破滅的だなおれは。
今のところその可能性は限りなく低い。これぞ折り合いってやつ。極論ではなく願望、星空。
都会の真っ黒な夜に出遭ったら 君がそばにいたなら
そしたら、恋人の、君の、手を引いて、とっととねぐらへ帰ろう。
薪でも燃やして、メラってゆらめく火でもって暖まろうぜ。
もうすぐ初日の出だってのに、もう一眠りしたい気分だよ。
おやすみまた明日おはよう今日。