趣味のパイプで想うこと。

パイプ煙草を密かに楽しみ、想いを書きしたためます。読んでください。

パイプ力

展示が近い。前作までのものは発表せず、あるものを飾り置いておこう。

 

二連休をまるで寝正月のように過ごしていた。今も未だ寝足りない。眠りたい。料理をした。簡単にスープとお弁当のおかず。それに今はご飯を炊いている、火の番をしながらコーヒーを薄めに入れて、久しぶりにパイプを吹かす。やはり美味しい。風味や愉しみは巻きタバコに勝ると俺はあらためて想う。

肺に吸い込まない煙は、安心だ。だるくならない。効きに違いはあるが、濃いニコチンが口の中で味わいになる。

 

思いのほか、疲労していて休息が心地よい。雨で今日は外に出ていない。読書もせず、少々、作品に向き合い、ラジオを聴きながら数十分色を塗っただけで、手が止まり、中断した。ブロッコリーやカリフラワー等の形の野菜を使い、スープを作る。ムー太郎は外出したり戻ってきたりして、今は外出中。ご飯が炊ける後20分以内にブログを書き終えて、次の予定に移ろう。

 

このところ、芸術等、製作に費やす、体力も時間もやる気もあまりなくてすぎていく。今の作品に問題があるのだが、それは修行として、時間をかけてもやり抜こう。俺の創作意欲を刺激するアクション。びっくりするような、レボリューション。とくに起こらず、目に入らず。今はただビスを外す日々に集中。金がいる。派遣会社は給料の一部を前払いしてくれるのでありがたい。なんとか自転車操業を持続中。回ってさえすれば良いと思うよ。チャンスは拾ったようなものだし、実力は徐々につけていけ。鉄のラッパー。そう、ゴールはまだ遥か遠い。

 

額屋や画材屋を歩いて、エピソード、ストーリーを聞いた。すべてはたまたまに偶然であって、この小さな町の美術の世界の人と媒体、交信、交流できたのが嬉しい。俺もその道を行く人かって感じじゃん。まさにこれこそ板についてきましたね。ってやつかって想えた。小さな町の美術など現在バブル以後細々と残りそして消えていく。こんな街で、誰が花咲くんだよぐらいにみんな想ってる。気にも止めない。見えない盲点。ストコーマと化して消えてしまう黒点。この町がなんだか、ずっと盛り下がっているのも、経済対策でしか答えが出せないでいてそれでいて失敗し続けているのも、優しさや思いやりが、どうも不足してしまっているのもアート不足だからだ!と俺は想ってる。だから我々は今、芸術の力は凄いぞ!現状を遥かに超える説得力なんだぞ!と思い知る必要があるのだ。我々は無意識に生み出した、共通したこの程度のある程度幸福に思えるコンフォートの状態の中で不満足であるのに、今一歩踏み越えられない町や生活の中に甘んじているのは、芸術的ぶっ飛んだアクション、それに説得力が足りないからだ。俺はそれをずっと俺の王道としてチャレンジしてるわけ。そして芸術は、もはや誰もが共有する情報であって誰のものでもあるという事が言える。たまたま見つけて発見して書き残した抽象。読み取れるすべての人が持ち得る写しなんだよ。

これこそパイプ力。やっぱり一味違うな。