琥珀
あの日の君は絵になってた。俺は覚えてる。ジャンプして手を振ったんだ。
待ってる踊り階段で話しかけた女の子があの子に似てた。へえ、電子書籍。
「俺もさっき買った新刊。今4章なんだ。ところで君は何を読んでるの?」
って話かけようと思って、でもやめたよ。
だから俺は覚えてるって、あの日の君は絵になってたよ。
ダンスホールは満員で俺は1番後ろの壁に寄りかかって見てた。
隣の女が、ビー玉みたいな涙をポロポロ溢してる。会場のライトで琥珀色。
見惚れた。時が止まるみたいに。
「あいつカッコいいだろう。実は俺は客じゃない。あいつは俺のダチ。」
って話かけようと思って、でもやめたよ。
嘘みたいだろう。本当の話。
ゴールデンアンバー パッションっやつ.その灼熱にしびれたままの
時間が蜂蜜みたいに再び溶け出して流れてる。
封印されてた過去のDNAはもちろんGET.保管済。
Yeah YOキラー今。すべてを肯定してくれるんだろう。
手に入れた、その一瞬にかけるよ。
スーパージャンプして手を振るんだ。YO 俺はここだってな。
いかすぜ。おかげで俺は超ご機嫌 キープゴーイングそのまま
NICE!君は愛を歌え。
もちろん。俺は覚えてるよ。
嘘みたいだろう。本当の話。