趣味のパイプで想うこと。

パイプ煙草を密かに楽しみ、想いを書きしたためます。読んでください。

最近思い出した思い出。

最近、寝ていたのか、寝ていなかったのか、わからない寝起きを経験しています。

何故だろう。最近こんな事を思い出している。過去にこんな事があった。俺が東京に住んでまもない頃、あれはきっと専門学校に通い出して、数ヶ月もみたいない時期なんだと思う。いやあれは夏になる前だったかな。

俺は山手線に乗っている。

立ってた。座れないほど程度の混み具合だが、満員電車ではない。日中の祭日。

 

二人の客が目についた。一人は、オタク風の男性で、夢中でニヤニヤとエロ漫画を読んでいる。しかも勃起している。うわあっと、びっくりしてしまった。東京はとんでもないところだと、思わす笑ってしまいそうな困惑だ。隣のぐらいのもう一人の客は、ヤクザものだった。腕に粗末な刺青があった。何故だろう。消そうとしているのかな。はたまた、いたずらなのか、自ら入れたのか、気になった。話しかけたかった、そのヤクザものに声をかけようと思った。俺はこう言おうと思った、「見てよ、あそこのオタク風の漫画を読んでいる客あそこがボッキしている。いいのかな。」と。俺はその二人を交互に見ていた。

 

それから、ヤクザ者が俺に話かけてきて、次の駅で降りろと言う。

そのヤクザものは「何ジロジロ見ているのだよ。金だぜ。事務所連れて行くぞ。」

面倒な事になったと思った。いくら欲しいのか聞いた。「有り金を全て出せ、嫌なら事務所に連れて行く。」と一点張りだ。悪い奴ではなかった。

7000円を駅のベンチで渡した。「これは勉強代だ。」「はい、ありがとうございます。」と俺。

俺恐喝されたわけだが、ジロジロ見ていた事には事情があるのだが、確か、事情を話さなかった。

俺は以下の事を後悔している。

 

金を渡した事。

オタク風のエロ漫画読んでるやつの話をしなかった事。

その粗末な刺青について尋ねられなかった事。

俺も未熟であった。

そして今。この違和感はたまらない。

長い事、面倒な事になったな。

俺は芸能人じゃない芸術家。ジリ貧普通の一般人。

そこんとこくれぐれもよろしく。

兄さん、金返してくださいよ。いや、お小遣いください。俺は今も覚えていますよ。

最近思い出した思い出でした。